2013年8月17日土曜日

万葉まほろば線乗車

2013年8月17日(日)晴れ 最高気温37℃

仕事も兼ねて、好きな電車に丸一日乗れる。
都市近郊の電車は、完全冷暖房完備で、今日は暑さ知らず。
出発前に昼ご飯を調達、温かい飲み物も用意して、茨木を出発する。


一筆書きの要領で、京都、奈良経由 桜井線、和歌山線、関西本線
大阪環状線、東海道 京都線と乗り継ぐ。
桜井線は、愛称 万葉まほろば線と名付けられ、奈良盆地の東縁を
とおり、明日香の北辺を高田まで行く。私の好きな路線の一つだ。

京終(きょうばて)・帯解・天理・巻向・三輪・香具山・畝傍
と古墳と平城ロマンあふれる駅の中をゆっくりと走る。
内田康夫氏著「箸墓幻想」の舞台となった箸墓古墳は、
巻向駅からほど近い。

105系 旅万葉号
エアコンと扇風機の併用

ワンマンで先頭車両で運転手に切符を渡す
車内にも日本画のプリントがされていた。
古い電車だが、高雅な雰囲気がする。

高田駅発13:37 和歌山線快速 難波行
王寺駅発14:02 大和路快速  大阪行
大阪駅発14:47 京都線    高槻行
千里丘着15:01





2013年8月3日土曜日

2013年夏:青春18 会津若松〜アクシデント続きの帰途

2013年7月31日(水)曇り

剣士像とあかべこのある駅

貴婦人の愛称で親しまれている
SL C57の動輪

いよいよ 会津ともお別れ
磐越西線で郡山へ

明日8月からは東北は祭一色になる。
どうやら雨も一段落しそうだ。

会津若松、雨や蒸し暑さにも関わらず、市内循環バスのおかげで
効率よく見て回れた。町全体も高い建物が無く、しっとりと落ち着いた
雰囲気だった。
今度は猪苗代湖や裏磐梯を輪行で巡ってみたい。
只見線もまだ乗ってないし。


会津若松発07:36→宇都宮着11:00 
宇都宮ー小山間 人身事故でダイヤ混乱50分遅れの上毛線経由高崎行きに
乗車。
宇都宮発11:15→上野→東京→熱海→掛川→豊橋着18:43
小田急線が人身事故で不通。我々には関係ないわ・・・

豊橋発(18:47特別快速大垣行き)→豊橋を出てまもなく
運転席のガラスにヒビが入ったため、応急処理停車する、とのアナウンス。
石でもあたったのだろうか?車のフロントガラスみたいに、細かいヒビが
入って前が見えなくなっていたら、と思うとぞっとする。

どうやら20分遅れで出発。金山発19:45の快速には間に合わず。

名古屋発19:45→岐阜晩ご飯調達(ほとんど売り切れ(≧△≦))
岐阜発20:50→茨木着23:13

約15時間の乗車。さすがに米原あたりでうんざりしてきた。

無事帰宅。お疲れ。やれやれ(@_@)


今回は、行きは天候不順で飛行機が延着、新幹線乗り継ぎにはらはら、
帰りは電車のトラブルでうろうろ。
まあこんな旅行もあるでしょう。


会津若松では観光に忙しかったのか、帰ってみてみれば
秋田のお土産ばかり。
「秋田犬の鼻くそ」はネーミングに抵抗のある向きも
少なからずあるかもしれない。
でも、食べてみるとおいしい。
ピーナッツをココアで包んである。
ナッツ好きはやめられない、止まらない。

もろこしは小豆粉、インゲン豆、砂糖でできたお菓子。
ほんのり甘い。食べやすい。
生もろこし、というのもあったが、生だけあって日持ちがしない。
小豆粉の皮の中に小豆餡が入っている。
こちらもあっさりした甘さ。

2013年夏:青春18 雨の会津若松

2013年7月30日(火)☂

帰り道だし西へ行けば、曇りくらいにはなっているだろう、
という予想もむなしく、会津若松も☂。

平日の雨にもかかわらず、ホテルもほぼ満室。
夏休みと大河ドラマの影響かな。
前夜早めに駅前の「残り1室」を確保した。

初めて宿泊する。ビュッフェ朝食付。
設備は少々古いけど、女性客にはアメニティグッズ
がサービス。ボディスポンジや足指スポンジがついていた。

部屋も予想より広かったが、ユニットバスは狭い。
でも清潔がなにより。

ボデイシャンプーなどはポーラだった。
フロントの受付スタッフもテキパキしていた。

さて、雨の日は観光名所廻りバスがあると非常に便利。
会津若松はいろんなバスが走っている。
そのネーミングがおもしろい。

☆ピカリン号・・・・公共施設、病院に止まる
☆エコろん号・・・・まちなか循環バス
☆ミナヅル号・・・・河東地域ミュニティバス
☆ハイカラさん・・・レトロな市内観光循環バス
会津若松観光ナビより

☆あかべぇ・・・・・名前の通り、赤いバス。ハイカラさんの逆廻り。
会津若松観光ナビより

30分間隔で運行していて、ハイカラ/あかべぇ専用一日乗車券
500円也が便利だった。日中は、女性運転手が多いみたいで
運転は、こまやか。
山陰の松江も同じような市内観光循環バスが走っていたっけ。

会津若松駅前 6番乗り場 9:15 始発




先ずはメインの鶴ヶ城へ。鶴ヶ城入口下車。
鶴ヶ城入口から北出丸大通りを見る
家老屋敷が建っていた通りで、西郷頼母邸跡がある。

北出丸入口
石垣は石を方形に整形して密着させている
北出丸が増築されたのは、加藤氏時代
1639年頃

若松城(鶴ヶ城)と言えば、戊辰戦争の悲劇の城で、どうしても
最後の藩主、松平容保が印象に残りやすいが、豊臣秀吉の賤ヶ岳
七本槍・七将の一人、加藤嘉明(孫六)とその子、明成の時代に
現在の鶴ヶ城の原型ができた。(会津若松市観光公社HPより)


角石(隅石)は初期の算木積み?
平面の石は不揃いで横目も通っていない
ので野面積みかな?


武者走りの階段

天守閣より北出丸方面
戊辰戦争で鶴ヶ城は砲弾にさらされ、天守閣も残ったものの
いまにも崩れ落ちそうな状態で、明治政府により取り壊された。
戊辰後の天守閣のオリジナル根がが、なんとイギリスは
ロンドンの書店で見つかったそうだ。

現在の天守閣は昭和40年に復元された。

茶室 鱗閣

可愛く朝顔の咲いている向こう側が
茶店になっていて、薯蕷饅頭(じょうようまんじゅう)
付お抹茶をいただいた。(500円)

お薄もさらっとした中にも抹茶の味が良く出て、
おまんじゅうの小豆餡も上品な甘さ。
おいしい和菓子に目のない連れ合いから、ほんのちょっと
分けてもらいました。

この後、福島県立博物館に行ったが、恐竜展をやっていて
館内は子供が多く、ベンチで休憩した後再びハイカラさんに乗車、
会津武家屋敷まで乗った。
博物館バス停後ろにある北越潜行の詩碑
秋月悌次郎は日新館を飛び級で卒業し、
江戸 昌平坂学問所に学んだ秀才。

司馬遼太郎著『峠』の中に、越後長岡藩 藩政改革を
行った河井継之助と秋月悌次郎との交流が描かれている。

秋月悌次郎は戊辰戦争で、降伏を決意した会津藩の意を受け、敵陣包囲網を
潜り抜け、米沢藩を通じて土佐藩と交渉、降伏・開城を取り仕切った。
その後、猪苗代に謹慎。その間に悌次郎は、西国遊学中に知り合った
長州藩士奥平賢輔と密かに越後水原で会い、その帰途 会津を憂いて
読んだ詩だそうな。


会津武家屋敷は、角館に行って来た後だったので、
てっきり武家屋敷通りが残っているのかと思ってしまった。
ミュージアムパークみたいになっていて
入館料850円也。
小学生くらいの勉強にはいいかも。我々はパス。

半日ではとても市内をゆっくり廻れそうにないので、
もう一泊することに決定。
ホテルもなんとか禁煙ツインを確保できた。


いったん荷物を預けたホテルに戻り、今夜宿泊のホテルに
荷物を預け直し&休憩。

雨は上がったが、盆地のため蒸し暑い。風は涼しい。

再び駅前からあかべえに乗車。
白虎隊19士が眠る飯森山へ。
階段しんどい方達用に右横に
動くスロープが設置されている
訓練、訓練とつぶやきながら、階段を登った

右からの道は、なだらかな坂を通って
上がってこられる
コンベアもここまで

19士の墓 墓参の人が絶えない
勝てば官軍、負ければ賊軍、
自刃した白虎隊の遺骸は葬られることを
禁じられ、半年間野ざらしになっていたそうだ。
見るに見かねた近在の方達によって密かに仮埋葬され、明治2年に
ようやく飯森山の中腹に合葬が許可された。

白虎隊自刃の地 
はるか鶴ヶ城を見晴るかす剣士の像

左手 紅白の尖塔のうしろに天守閣が見える
16、7才と言えば現代の高校生
若い命が散ってしまうのは、いつの時代でも
胸が痛む。

木造建築 珍しいサザエ堂
対向者に出会うこと無く、一歩通行でらせん階段を
上がり下りして出てこられる

江戸時代後期、関東から東北地方にみられた
仏堂だそうだ


サザエ堂から少し下り、厳島神社表参道を
出た所のお茶屋で休憩
会津のべこの 乳 牛乳
牛乳の自動販売機で売っていた。
美味しくてもう1本飲んだ
甲賀町口 門跡
蒲生氏郷の時代、城下の町割りを行い、武士の住む郭内と
町人の住む郭外とに分けた。
角館でいう、内町と外町。
「郭内と郭外の間は深い濠と土塁、16の郭門によって仕切られ
ました。外濠は、明治4年に田畑にする条件で払い下げられ、
埋められました。
甲賀口の石垣は只一つ残る郭門の一部です」(会津若松観光ナビHPより)

キノコ類の水煮
秋田県同様、福島もキノコ類が豊富

リオンドールという地元のスーパーで一休み。
おやつに甘エビの唐揚げを食す。これがまたおいいしい。
ビールのつまみにぴったり。

夕食は、お城からも近い、食べログに載っていた
桐屋権現亭という所へ行ってみたら、
あらあら、本日は貸切だと。予約しないと入れないお店?!

大正、明治時代のお店が所々ある通りを、駅の方へ歩いて帰る。
道の角でふと目についたおそば屋さん。

o(*≧◇≦)o″ダメッ!!もとで入ってざるそば大盛り注文。
がんこ 十割そば100%と壁に貼ってある。

一寸太めの充分すぎるくらい腰のあるそば。
満腹のお腹をなでさすりながら、ホテルへ。

会津若松 泊







2013年8月1日木曜日

2013年夏:青春18 大曲〜後三年〜会津若松

2013年7月29日(月)曇り


会津若松への路線図を見ていて、横手駅の手前に「後三年」
という駅名を見つけた。

「後三年」といえば、前九年の役、後三年の役が頭に思い浮かぶ。
何か関係あるのかしら、と調べてみると、
後三年の役の古戦場、金沢柵(かねざわさく)ほかが近くにあり、
絵巻物を展示した後三年の役金沢資料館があるらしい。

残念ながら、月曜休館。

ちょっと寄り道。
大曲 発 10:29
後三年着 10:40


駅の中に飾ってある絵巻物複製


後三年の役は、平安時代後期、陸奥・出羽でおきた合戦で、
前九年の役の後、覇を唱えていた清原氏が内紛で消滅し
奥州藤原氏が台頭するきっかけとなったとか。

前九年、後三年とセットで覚えていたけど、さて内容は?という
とすっかり忘れ果てている。奥州平泉藤原氏のルーツはここだった。

去年、平泉も行ったのになあ。

ここと合わせて、美郷町湧水群は自転車でまた廻りたい。

後三年駅から出ること無く、11:28発
新庄着 13:13
新庄発 14:19 
1時間程待ち時間がある。2010年3月に寄った
そばや「 更級 」で板そばを食べて行こう、と店を
探す。なんと今年五月で閉店していた。

あんなに安くて美味しかったのになあ。うう 残念(/_;)
しかたなく 交流館ゆめりあ内の物産館で昼ご飯を物色。
仙台のずんだもちとそっくりのだだちゃもちを見つけた。 

おいしいえだまめの本場
えだまめの味が濃く、おいしい。
40分ほどで自然解凍しぺろりと食べてしまった。

山形着 15:26
山形発 16:32 ここでも約1時間の待ち時間あり。
食べ損ねた板そばを、山形で有名店の一つ、三津屋で2.5人前盛を
食べる。

米沢着17:18
米沢発17:46 30分も無いけど、改札付近の駅弁屋さんを
見ると、米沢牛の味が甦る。跨線橋を走って買う。


米沢を出ると、電車は幹線とは思えない山深い線路を辿って行く。
吾妻山脈を越えるのだ。
しばらくすると、電車はトンネルのような中で停車。外を見ると
かすかに陽がさしているので、トンネルでもないらしい。
斜め向かいに座っていた、中年男女四人組が、
「ここだ、ここだ」と言いながら降りて行った。

スノーシェルターの中の駅らしい。
でけっこう広くていくつかの線路が見える。
峠駅。

それで思い出した。峠の力餅と碓氷峠とならぶスイッチバックの駅として
鉄ちゃんの間では有名な駅だ。
山形新幹線開通と同時に、スイッチバックは廃止された。
スイッチバック当時の駅が見られるそうな。

峠の力餅も昼間は駅売りがあり、予約しておけば、朝夕でも停車中に
買えるらしい。今度ここを通るときは、是非買ってみよう。

ところでさっきの4人組は、温泉にでも行ったのか知らん??

郡山着19:37
郡山発19:41 東北本線から磐越西線に乗換。

快速 あいづライナー5号に乗車
NHK大河ドラマにちなみ、2013年1月から運行の
485系ラッピング車両。 「八重たん」と「起き上がり小法師」
のほかに「あかべえ」が描かれている。
イラストが描かれている車両をラッピング車両というらしい。

ここまでくると観光客やビジネス客が多く乗り、乗車率95%くらい。

会津若松は、雨。        20:44着

夏休みと大河ドラマの影響か、駅近のホテルはほぼ満室。

会津若松 ホテルα1泊



2013年夏:青春18 角館と秋田内陸縦貫鉄道 乗車 大曲へ②

2013年7月28日(日)☂

黒い雲に覆われた角館駅前
秋田内陸縦貫鉄道 角館駅舎

電子パンフレット
  

秋田内陸線では、土,日、祝日に3種類のフリー切符を発売。
森吉山は断念したので、角館⇄阿仁合 間のホリデー切符B
を買う。鷹巣まで乗車すると2時間44分。

角館発09:00




うさぎとかめの田んぼアート

田んぼアート制作委員会の方達?
楽しいアートありがとう

織り姫と彦星
複雑なデザイン
田んぼアートは、田植えのときにビニールテープで下絵を
田んぼに写し、古代米などの違う種類の苗をデザインに
従って植えるそうだ。イネの種類によって葉の色が違うんだ。

今年初めて田んぼアートに挑戦した
阿仁マタギ駅地区
熊ちゃんアート

やっぱ日本の風景は田んぼじゃ

急行もりよし号を待つ


阿仁合駅 徒歩3分の
旧阿仁鉱山外国人技術者の官舎
ここから引き返し、阿仁マタギ駅では大雨になった。
打当温泉(うっとうおんせん)に電話すると、車で迎えに
来てくれた。
打当温泉 マタギの湯入浴、休憩。
また雨の中、マタギ駅まで送ってもらい、角館に戻った。
今夜は、花火大会で有名な大曲で泊まることにする。


平成の大合併で、大曲市と仙北町他が合併し大仙市となったが、
JRの駅名と花火大会で、「大曲」の方が名前が売れているようだ。

玉川、丸子川、雄物川の流域に発達した仙北平野の中心で、
町を歩いても平坦だ。駅前から花火通りという商店街らしき
通りが南に伸びているが、新しい区画整理でできたところと
古いままの区画が入り交じっている。

いわゆる名所、旧跡は、市郊外にあるようだ。花火大会以外での
見所はもう一つ。毎月1回、どこかで花火を打ち上げているようだけど
花火制作過程の動画や、花火大会の動画を見られる施設があれば
いいのにと思ったことだった。

でも観光協会のスタッフの方に教えてもらった居酒屋さんは、
美味しかった。
地元の酒 吟醸酒 六舟を味わう
少し後口が甘いけど、すっきりした味わい


鳥の唐揚げ、出し巻き卵
どちらもこくがあって美味しい
この他、京都から取り寄せた、生麩が人気。
稲庭うどんをスパゲッティの替わりに使ったパスタ?もある
創作料理とあるので凝った一品が多い。
年配者としては、地元産の野菜を使ったものがもう少しあればなあ。
 それでも幻の焼酎 “森伊蔵”が楽しめますよ\(^o^)/

オリザはラテン語で稲の意味だそう


大曲 泊