復興祈願の旅 3日目。
5時15分起床。身支度も早々に奈良交通の
新宮駅バス停に向かう。
5:53新宮駅発 近鉄八木行きだ。
この奈良交通 八木新宮線はおもしろい特急バス線だ。
高速バスを除いて、日本一長い距離の路線バスで、
全長166.9Km、停留所の数167、乗車時間6時間30分、
日本一大きい村十津川村、世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」を
駆け抜ける。紀伊山地の集落の足でもある。
参考:http://www.narakotsu.co.jp/rosen/yagi-shingu/index.html
小辺路を歩く時は、帰りはこのバスに乗って大和八木に
出るルートで帰ろうと今から計画している。
午前5時50分 中空に月が残る新宮駅
バス車内の掲示板
降車地 大斎原(おおゆのはら)まで
乗客は我々だけだった。
今日のコース
熊野川沿いの国道168号線も至る所、崖崩れや道路の陥没があった。
応急措置は施してあるが、遅々として復旧は進まないらしい。
瀞峡ジェットホイルの発着場の建物が、鉄の枠組みだけになっており、
道の駅は駐車場の跡だけが残り、建物は跡形も無い。
電線にも橋の欄干にも草やゴミがひっかかっており、
こんな高さまで川の水がきたのかと、あきれるばかり。
復旧は一地方自体の手に負えるものでは無いが、東日本のほうが大変なので、
早くしてくれ、と大きな声も出しにくい、と新宮在住の運転手さんは言う。
私達は、ただ、そうやね、春からはたくさん観光客が来てくれるよ、
と返すしかなかった。
コースタイム:
07:30大日越登り口→08:10鼻欠け地蔵→08:30湯峰王子社→
08:40つぼ湯 →08:45赤木越登口→09:15自然石道標→
09:55柿原茶屋跡 →10:20鍋割地蔵 →10:50船玉神社0.7K道標
11:10赤木越分岐 →11:20猪鼻王子跡→11:25発心門王子分岐
14:15祓所王子跡 →14:20熊野本宮大社着
所要時間:大日越1時間10分、赤木越(中辺路赤木越分岐まで)2時間25分
大日越 登り口 いきなり急坂
きちんとした道標があり迷いようがない
鼻欠け地蔵
このお地蔵さんの前に古びた社が
あったが、それが月見ヶ丘神社だったらしい
鼻欠け地蔵を過ぎると下りになった
ほどなく湯峰王子社
高浜虚子句碑
小栗判官物語で有名なつぼ湯
ちょっと入るには勇気がいる
もう一山越えて、さらに本宮まで歩くので
先を急ぐ
自然石の道標
久保野方面へ向かう道との分岐にあたる
ので、道標が立てられた、とある。
実際、この道標の向こう側から荒い
呼吸が聞こえて来て一瞬熊?とびっくり
した。現れたのは、地積調査のお兄さん
たちだった。ああ びっくり(@_@)
4等三角点
「剣岳 点の記」を読んで以来気になる。
柿の木茶屋跡の裏にあったお地蔵さん。
ひょっとしてお墓?
鍋割地蔵
ここから木の階段を降りる
けっこうな急斜面だ。
船玉神社方面から赤木越を登り始めると
30分はこの階段を登ることに
トイレのある広場に着いた
昭和の始めまで使用されたいた川船
橋を渡って林道に出て、発心門王子方面に
歩き出すと、左手に船玉神社が見える
脇道に逸れたところにある猪鼻王子跡
林道から発心門王子へ
昨年はここから歩いた
祓所王子
ここから本宮はすぐ
八咫烏のポスト
前からあったかしら?記憶になし
疲れた身体に紅梅が香しい
こころ新たに日本の復興と、和歌山にたくさんの人が訪れますよう
祈願して本宮大社を後にした。
本宮大社前からバスで新宮駅へ、日程に余裕があるので紀伊勝浦に
泊まろう、ということになった。
お得意のネット検索で今夜の宿を探す。
素泊まり、駅近、温泉付で一人2900円也。♡♡『お宿 はな』さん。
豪華ではないけど、禁煙6帖和室。清潔がなにより。
ここでお薦めの食事処「いちりん」さんで、まずは旅程達成を
まずは、清酒 紀州55万石で乾杯
次は米焼酎 熊野水軍温泉割り
まったりした味
さすがに魚はおいしい(o^∀^o)
生マグロの赤身造り、金目鯛の煮付け
どれも身がぷりぷり、マグロの好きな
連合いは、マグロを食べに勝浦に通って
きそうです
翌朝の紀伊勝浦港
足湯が駅の近くと港に計3つある
紀伊勝浦から青春18切符で帰途についた。
紀伊勝浦発9:44→茨木着16:04
明るいうちに帰宅。
0 件のコメント:
コメントを投稿