大阪から四国の山は、遠い。
鉄道は駅から登山口まで時間がかかる。
車は往復10時間近くを要する。
JTB旅物語でなんと剣山日帰りツアーがあった。
宮尾登美子氏著「天涯の花」を読んで、
「キレンゲショウマ」の群生を見たい、と思った。
が、8月の花のシーズンの平日は、今年余りに
下界が暑すぎたせいか、ツアーは催行人員に満たず、中止。
今日、9月の出発と相成った。
大阪から、阪神高速湾岸線、神戸線、明石海峡大橋、大鳴門橋、
徳島自動車道美馬IC、国道438号線経由。
この国道438号線、国道とは名ばかり。
30人乗りの中型千里丘バスの運転手さんは、運転上手だった。
国道ぎりぎりに建っている民家の軒先をかすり、
土釜、一宇峡の渓谷沿いをクネクネと廻って行く。
対向車とすれ違う度に、ヒヤヒヤさせられた。
一番スリルがあった。
途中2回のトイレ休憩を入れて、約5時間、13時に
登山リフト見ノ越駅に到着。
13:15 準備運動の後、
見ノ越駅 標高1,420m →西島駅 1,750m
登山リフトで15分で330m高度をかせぐ。
天気は快晴。現地ガイドさんによると、曇りや雨の日が多く
こんな快晴は登山シーズンでも10回程とか。
キレンゲショウマの花の時期を見逃してもお釣りが来る?
リフトの両側には、竜胆やイブキノ虎の尾
に似た花が、すすきに混じって咲いていた
西島駅から石鎚山方向を見る
手前の山は三嶺(ミウネ)?
右手にうっすらと見えるのが石鎚山
13:46 出発
右手の巻き道を行く
トリカブトの紫の花に目を奪われつつ、
(花が咲いていなければ、ヨモギのはっぱに似ている。危ない、( ゚д゚ )!
英語では、monkhoodというらしい。花の形が、なるほど僧侶のかぶりもの
ににているわ。)
14:27 大剣神社 着
小休止
この階段の上が頂上ヒュッテ
そこから250mで剣山頂上
剣山頂上着 15:03 1955m
中央の石垣に囲まれているのは、
一等三角点
登山者に踏み荒らされて、裸地化激しく
ミヤマクマザサが生えなくなったため、
木道が作られた
再び頂上ヒュッテに戻り、大慌てで昼食を食べ、
尾根道コースを下る。
頂上ヒュッテ発 15:20
西島駅 発 16:00
見ノ越駅 着 16:15
途中、淡路サービスエリアで満月を愛で、
20時丁度、イルミネーションが七色に変化する明石海峡大橋
を渡った。
大阪駅前着 21:15
千里山バスの運転手さん、お疲れさまでした。
無事に帰宅。
あまりの快晴に、日帰りではもったいなかったなあ。
買物:原木椎茸、鳴門灰わかめ、杵突き草餅、たこ飯おにぎり